アマゾンの植物療法ハペとは?
南米アマゾンの部族に伝わる植物療法
ハペとは南米アマゾン地方のいくつかの部族に古くから伝わる植物療法で、ニコチアナ・ルスティカというタバコ(ペルーではマパチョ、ブラジルではモイと呼ばれている)と様々な薬用植物の葉や種子、樹皮などを灰にして混ぜ合わせた、非常に細かいパウダー状のものです。そしてそれをパイプで鼻に吹き入れて使用します。

ハペを鼻へ吹き入れると、強い刺激が鼻から目の裏、脳まで達しリンパを掃除し、心身や思考、感情の浄化、エネルギーのクリアリングに効果があります。
タバコに含まれるニコチンに解毒、浄化作用があり、タバコは神聖でスピリチュアルな植物で人の意図やエネルギーが乗りやすいと言われています。また植物を灰にすることで錬金術的に中の成分が変容し、カルシウム、マグネシウムを多く含むパウダーとなります。
タバコと灰を正しく混ぜることで身体、精神、感情、エネルギーの異なるレベルに働きかける古代から続く神聖なお薬ハペの出来上がりです。



ハペの種類は数多くあり、伝統的に古くからあるものや現在でも新しい種類のハペが作られています。また同じ名前のハペでも部族や作り手によってその配合が異なるため、刺激や香りはそれぞれ異なります。
スペルは RAPÉ
ブラジルではポルトガル語でハペ、ペルーではスペイン語でラペと呼ばれていて、『ぺ』を強く発音します。
どんな人たちがつくってるの?
南米アマゾン地方おもにブラジル、アクレ州に住む部族
『YAWANAWA』,『HUNI KUIN』,『SHANENAWA』,『NOKE KOI』,『KUNTANAWA』
やコロンビアのBORA族などがハペを作っています。


ブラジルでは部族の中のパジェ(現地語でシャーマン)を中心に作られていますが、部族によってそのルールは異なります。
例えばNOKE KOI族は家族や親戚などもハペづくりに加わりますが、SHANENAWA族ではパジェだけが、最初から最後まで一人で作業します。
現在では部族以外にもハペづくりを学んだ人たちがハペを作っています。
ハペの聖地ブラジル、アクレ州
ブラジル西部、ペルーとボリビアに国境を接するアクレ州にハペを使用する様々な部族が住んでいます。
アクレ州は1903年まではボリビア領の一部で、人口約83万人のうち約0.7%が先住民族となっている。


アクレ州の州都はリオブランコ。
そこから先住民を訪ねる拠点となる町『FEIJO』や『CURUZEIRO DO SUL』までバスで5〜8時間。そこからボートや車などで村へ行きます。
先住民たちはブラジル政府によりカトゥキナ先住民保護区などの保護区とよばれる土地に移住させられた背景をもち、そこに住む様々な部族の先住民たちは一まとめにカトゥキナ族と呼ばれることがある。しかしそれは白人が決めたことで彼らはそれを好みません。
ハペの使用方法
使用方法は木や骨で作られたパイプでハペを鼻に吹き入れて使用します。
パイプには自分で吹くクリペというV字のセルフ用パイプと他の人に吹き入れてもらうテピという二人用のパイプがあります。


パイプも部族の方たちが作るものから、ブラジル国内外の作家が作るものまで様々なパイプがあります。上の写真のクリペとテピはペルーで作られたパイプでクリスタルやアヤワスカの木の断面や鳥の羽で飾られています。
日本では2018年頃からスピリチュアルの分野で活動するヒーラーや自然療法を取り入れている治療家をはじめ芸術家などに広まり始めました。今では様々な職種の方達がハペを使用しており、一部の医師や経営者などがハペの効能に注目していて、脳波を測るなどハペの効果が科学的にも実証され始めています。
