サナンガ

アマゾン部族の目薬サナンガ

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サナンガとは?

「サナンガ」は主に 2 つの植物
「タベルナエモンタナ サナンホ(Tabernaemontana Sananho)」と
「タベルナエモンタナ アンデュラータ(Tabernaemontana Undulata)」の
根っこから抽出された目薬の総称です。

先住民は狩りに行く前に、視力や知覚を上げるためにサナンガを指していたと言われています

現在では目や心身の疲れを取り、視力回復や緑内障、白内障にも効果があるとされています。

サナンガの木の根と地上部約50cm

サナンガは「サナンホ(Sananho)」とも呼ばれ、他にも
「ウチューサナンゴ(uchu sanango)」
「ロボサナンゴ (lobo sanango)」などの愛称で親しまれています。

「Uchu(ウチュー)」とは「唐辛子」または「スパイシー」を意味し、
植物の辛くて火のような側面を指します。
サナンガの目薬を目に入れると火のように燃える感覚になり、
サナンガを飲むと胃が少し燃えるような感覚になります。

「Sanango(サナンゴ)」はヒーラーという意味。
その名前は文字通り、ウチューサナンゴが「火のヒーラー」のようなものであることを意味し、使用すると燃えるような辛さを感じて癒される効果があります。

他にも実はウチューサナンゴ・サナンガとは分類学的に無関係な「サナンゴ」とい
う植物があり、その一例が「チリック・サナンゴ(Chiric Sanango)」です。
「チリック(Chiric)」とは、体が冷えて体が冷えるような「悪寒」を感じることを言
います。
これはChiric Sanango が「アイスヒーラー」を意味します。

2 つの植物は生物学的に似ていないかもしれませんが、先住民にとっては、ジャン
グルの漢方薬として2つを別々な使い方で活用しています。
ウチューサナンゴは「サナンゴの王様」と呼ばれることもあります。

サナンガの効果

サナンガは、感情的、肉体的、スピリチュアルなレベルでブロックされたエネルギーを浄化します。

バランスを整え高め、詰まりの原因を見つけ出し、疲れを取り、集中力と心の平安をもたらします。

サナンガを指すと強い刺激を感じますが、数分後には目の疲れや身体のコリが改善され、視力が上がっているのを実感できます。

また寝る直前に指すと、そのままぐっすり眠れるという方が多いです。

さらに、スピリチュアルなビジョンと意識を拡大し、他人の意図を読み取る能力を高めます。

目は私たちがこの世界を認識するための窓であり、サナンガはその窓を一点の曇りなく磨きあげます。

サナンガは、頭痛、歯痛、耳痛、さらにはがんなど、さまざまな病気の自然療法としても使用されているようで、その強力な抗炎症作用と免疫刺激作用は、関節炎、クローン病、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患の治療に効果的です。

また、サナンガはアルツハイマー病、認知症、その他の神経変性疾患の治療の可能性についても研究されています。

その他の伝統的な用途
マチェス族のような部族は、鋭い知覚と集中力を獲得し、暗いジャングルでの微妙な動きを検出できるようにするための狩猟ツールとしてサナンガを使用しています。

獲物や狩猟対象の植物をしっかりと視覚化できるため、狩猟採取がしやすくなります。

アマゾンの先住部族であるシピボ族は彼らの縫製、絵画、刺繍などの工芸品に集中する能力を高めるためにサナンガを使用しています。
シピボの女性は幼い頃から母親や祖母からこの習慣を教わります。
あるシピボはこう言います。「私が幼い頃、母は私の目にサナンガを数滴入れてくれました。
そうすれば私は自分の絵のデザインを視覚的に理解できるようになりました。」

サナンガは、目薬として使用すると視界がより鮮明で詳細になり、スピリチュアルな洞察を高めるため、アヤワスカの儀式の前後にも使用されます。

一部の部族は、アヤワスカ飲料の添加物としてサナンガを使用することさえあります。

用量とサナンガのやり方

自然の中、もしくは自宅の穏やかで静かな場所を見つけることをお勧めします。

瞑想的な音楽を流すこともセッションの助けになります。
サナンガの刺激はそのサナンガの質や種類、鮮度により変わりますが早くて1分、長くても 10 ~ 15 分後に消えます。

両目に一滴づつ点眼しますが、片方の目に点眼したら待たずにすぐもう片方にも点眼してください。両目にエネルギーのバランスをとることが重要となります。

初めは目をつむり、目頭に一滴づつ垂らす方法をお勧めします。
その後、まぶたで少しの間まばたきをして、目全体に液体を行き渡らせます。
目に点眼した直後、強い灼熱感と激しいチクチクする痛みが訪れます。
痛くてもまばたきや眼球を動かし新しい刺激を見つけられたらさらに効果が上がります。

この痛みは治癒過程の重要な部分であるり、呼吸に集中し、痛みを見守り委ねることによって目だけでなく精神も浄化することができます。

完全に身を委ねて、できるだけリラックスするようにしてください。

誰か自分の代わりにサナンガの点眼を行ってくれるパートナーとともにセッションを行
うのもおすすめです。

注意事項
サナンガを点眼する前にコンタクトレンズを外してください。

保管
サナンガは冷蔵保存してください。常温に置いたままにすると鮮度が落ちやすく、カビや真菌が付着する可能性があります。

3ヶ月以内に使い切るようにしましょう。

サナンガを採りに行った時の動画

2024年1月ブラジル、アクレ州のNOKE KOI族の村へ滞在中サナンガを採りにいきました。
ガイドはNOKE KOI族VARINAWA村のパジェ(現地語でのシャーマン)アタさん。
家のすぐ裏から森に入り、しばらく歩くとサナンガの木が点々と生えているところがありました。
3本ほどいただき、薬効のある部分を取り出すまでの動画です。

現代人へのメデスン サナンガ

アマゾンの部族に古くから伝わるメデスン、サナンガ。
長い年月を経て、アマゾンから遠く離れた私たちもそれを経験することができる時代になりました。

昔のアマゾンの部族の方達と現代の私たちの暮らしは大きく異なると思いますが、身体や精神を今の状態より良くするために、薬を使うという行為は今も昔も世界中の人たちがやっていることです。

現在では主流である西洋医学や処方される薬に疑問を持つ人たちが増えてきて、東洋医学や予防医学、氣またはエネルギーなどの目に見えない力、そして植物の力を見直したり、興味を抱く方達が増えてきているように感じます。

その中でもかなり特殊な部類に入るであろうシピボ族によるアマゾンの植物アヤワスカを使ったシャーマニックな治療が一部の人達の注目を集めました。
しかし南米までの距離やその作用の強力さから手軽に誰でも受けられるというものではありません。

その流れで出てきたのがハペやサナンガです。

サナンガは狩りに行く前にさす目薬というのが納得できるほど視力への効果がわかりやすく即効性もあり、刺激は強いですが短時間でおさまるのでアマゾンの植物療法の中では比較的扱いやすいメデスンと言えるでしょう。

サナンガをさした後は眼球の疲れが取れ、目とつながる身体の様々な部位が緩みます。
そして身体と精神とはつながっているので、身体の緩みと共に精神的にも楽になっているのがわかると思います。

またスピリチュアル面ではオーラやエネルギーフィールドを浄化し、サードアイを開くとも言われています。

サナンガは目の疲れはもちろん、身体や精神面も疲れている現代人に
古代から届いた貴重なメデスン

目に見えない世界とつながっているアマゾンの部族から

『あなたのこれからの生き方や、これからの地球を、曇りなき眼で見据えなさい』

というメッセージかも知れません。

ABOUT ME
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アマゾンの部族と交流する者
2011年末にシピボ族のアヤワスカの儀式を受けてから、アマゾンのシャーマニズムと薬用植物に興味を持つ。 2012年、マチェス族のカンボを体験。 2018年、再びシピボ族のもとへ、その時にハペと出会う。 2024年、ノケコイ族とシャネナワ族の元でハペを学ぶ。
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